知らず知らずのうちについてしまうぜい肉・・・。
あ~昨日のポテチを食べなければ・・・あちらこちらでそんな悲鳴が聞えてきます。
昔はぜい肉なんかなかったのにね。
さてアラフォーになるとどうしてぜい肉がつくのでしょう?
美容雑誌などでは新陳代謝が悪くなるからとか色々な情報が流れています。
気がつくと健康食品の販売記事だったりしてがっかりなんてことありますよね。
ぜい肉と老化は密接な関係にあるのをご存知でしょうか?
まずは老化のメカニズムからお話しましょう。
人間の身体は20歳を過ぎた頃から細胞が減っていきます。
減り方は個人差がありますがだいたい1年で120gです。
120g×10年=1200g
10年で1.2Kgも細胞が減ることになります。
細胞が減れば体重も減るんでしょ?
いえ、違います!
細胞が減るとそのスペースに脂肪が入り込むのです。
そうこれがぜい肉の正体。
細胞が減れば当然、カロリーの消費も落ちますから贅肉は溜まりやすくなるので気がついたときにはお腹に浮き輪ができてしまうことになります。
これが中年太りの原因です。
細胞の減少は50歳を過ぎると加速します。
ちなみに75歳までに筋肉細胞の量は若い頃の半分になり、体脂肪率は倍になります。
筋肉細胞が減ると残った筋肉細胞が減った分をカバーしなければなりません。
カバーしきれないとヘルニアになったり、1人で歩けなくなったりとても大変な状況になってしまいます。
必要な筋肉までなくなってしまうので身体が支えられなくなってしまうのです。
どうしましょう?
まずは細胞が減るスピードを遅くしましょう。
それから残った細胞を鍛えて強くする。
この二つがとても良いです。
人間はトレーニングをすれば死ぬまで機能を上げることができます。
逆に使わなければどんどん細胞は減ってしまいます。
高齢者が1日ベットで寝てしまった場合、筋肉量の減少を補うにはなんと10日~2週間かかると言われています。
まずはウォーキング、それから筋肉トレーニングです。
身体を動かす習慣がとても大事なんですね。
筋肉細胞を減らさないように、それから残った筋肉細胞を太く強くする。
食事は控えめにしましょう。筋肉細胞が減っているのですからエネルギーの消費も少ないのです。20歳の頃と同じように食べていたらたちまち太ってしまいますからね。