老化のスピードはどうやってコントロールできるのでしょう?
ダン・ビュイトナーさんの研究に「ブルーゾーン」があります。
世界中で100歳以上の人が多く住んでいる地域と他の地域の違いをまとめたものです。
有名な本なのでご存知の人もいらっしゃるかと思います。
日本の沖縄、イタリアのサルディニア、ギリシャのイカリア島、カリフォルニアのローマリンダ、コスタリカのニコヤ半島などが研究対象の地域です。
これらの地域では同じような生活習慣があります。
生活習慣は老化のスピードを遅くする基本ですよ。
1、適度な運動。(考えなくて常に動く環境、生活)
2、人生に目的意識(生きがい)をもっている。
3、ストレスを解消する生活習慣。
4、満腹になるまで食べない。
5、植物中心に食生活。(豆類中心、肉は100g/週)
6、適度なアルコール。(1~2杯/日)
7、信仰心が強い。
8、家族を大切にしている。(年老いた両親、祖父母と一緒に住む)
9、コミュニティがある。(社会的に何らかの役割を担っている)
この生活習慣をまもると平均余命が約14年延びると言われています。
簡単に言うと「よく運動して、食べ過ぎない、ストレスを抱えない、お酒は少し、やりがいを持ってポジティブに楽しく生きていきましょう」という感じでしょうか。
最近はウォーキングを楽しむ人や食事に気を使う人も増えてきました。
ストレスフリーはちょっと難しいですがお酒は少量にしたいものです。
面白い事に、全くお酒を飲まない人より、少し飲む人のほうが健康・長寿になります。
う~ん・・・どうやら修行僧のような暮らしが良いのかなぁ。
お坊さんは長生きするイメージはまんざら嘘ではないようです。
ブルーゾーンから老化のメカニズムはどんどん研究されていきました。
美しく歳を重ねるには・・・まだまだありますよ。
長寿の秘訣の基本は老化のスピードを遅くすることです。
病気の罹患率も下がって、健康寿命も延びます。
これからはこの基本を踏まえてどんどん掘下げていこうと思います。